佐伯一麦氏(高30回)芸術選奨受賞

卒業生活動紹介

小説家・佐伯一麦氏(高30回)が文化庁主催の令和元年度(第70回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました(文学部門)。

2019年に出版された、東日本大震災を体験した主人公が水辺の災害の歴史と土地の記憶を辿る旅を続ける小説『山海記』(せんがいき)が評価されたものです。
佐伯氏は仙台在住で2020年4月から仙台文学館の館長を務めます。91年の三島由紀夫賞受賞作『ア・ルース・ボーイ』は仙台一高時代の体験をもとにした私小説です。

●佐伯 一麦(さえき かずみ 本名・亨)1959年仙台市生まれ。同78年宮城県仙台第一高等学校卒業後、上京して電気工などの職に就きながら執筆。84年『木を接ぐ』で「海燕」新人文学賞、90年『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、97年『遠き山に日は落ちて』で木山捷平賞、04年『鉄塔家族』で大佛次郎賞、07年『ノルゲNorge』で野間文芸賞、14年『還れぬ家』で毎日芸術賞などを受賞。

タイトルとURLをコピーしました