2024年度総会、2年連続通常開催

同窓会活動報告

 2024年10月26日(土)、恒例の仙台一高東京同窓会の総会が東京都港区の芝パークホテルで開催されました。

第一部

会場 芝パークホテル

開会宣言、会長・ご来賓挨拶

第一部は、定刻の11時に池上岳彦幹事(高30回)の司会で開会が宣言が行われ、この1年にご逝去された東京同窓会元会員の皆さまのご冥福をお祈りし、黙祷を捧げました。

本間洋 東京同窓会会長(高27回)

 本間洋・東京同窓会会長(高27回)より開会の挨拶。

「今年の卒業生はもう高76回生にもなりますが、この長き伝統ある東京同窓会を支えてくれている14名の幹事と各年次の世話役のお陰であると感謝いたします。この同窓会はOB同志の親睦だけでなく、学生や若い社会人を応援する結束の固いものであると実感しています。
 そして、その根っこにあるものは、「自重献身」「自発能動」の仙台一高精神ではないかと思います。受け身ではなく能動的に自ら行動していく情熱とパッションを改めて感じる次第です。では、本日の総会のお楽しみいただければと思います。」
 

樽野幸義 母校校長

 母校の樽野幸義校長からご挨拶のあと、3点について母校の近況をご報告いただきました。

 「1つ目は、今年度新たに男子169名、女子154名、計323名を高79回生として迎えました。全校生徒で見ますと、男子518名、女子431名の計949名です。
 2つ目は、学校行事についてご報告します。8月31日から9月1日にかけて一高祭を開催し、来場者数は800人で盛況でした。年4回にわたり、中学3年生向けの学校説明会を実施していますが、トータル2000名の生徒/保護者/先生が参加され、多くの方々が関心を持たれていることが分かります。10月17日には第59回競歩大会が開催され、現役の陸上部をさておき、なんと高31回の大先輩(学生部会の講演者でもある正籬聡さん)が優勝されました。
 最後の3つ目は、来年卒業予定となる高77回生の進路希望では、関東にある国公立及び私立大学を第一希望としている生徒が94名います。全員合格して、来年ここに来てくれることを校長としては祈るばかりでございます。東京同窓会のますますの発展と会員の皆様方のご健勝をご祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。」

仙台一中・一高同窓会 佐浦弘一会長

 仙台一中一高同窓会の佐浦弘一会長(高33回)が、会長となっての1年余りを振り返り、ご挨拶をいただきました。

 「各地での様々な会合に参加するでることで改めて同窓生の皆様が活躍されていることを知り、大変心強くうれしく思っております。今年は、春の叙勲では清野智さん(高18回)が旭日大綬章を受章され、本日の講演をされる小原一成さん(高30回)が恩賜賞・日本学士院賞を受賞されました。
 もう一つ付け加えるとすると同期の岩井俊二監督(高33回)が芸術選奨文部科学大臣賞・映画部門を受賞しました。様々な先輩が各方面でその色々なご功績を表彰されるということは、同窓生の1人としても大変嬉しく思っております。この東京同窓会におかれましては、学生部会や校外研修など等様々な年間行事をしっかりと管理運営されており、見習いたいと考えています。
 今後とも、是非、仙台一中・一高同窓会の活動にご協力・ご支援賜りますと共に、今後の発展にもお力添えをいただきたいと思います。本日はおめでとうございます。」

決議事項・活動報告

 会計報告を池上岳彦幹事から、監査報告を目黒憲一監事(高27回)から報告しました。続いて駒津敏行幹事長からは新体制についての報告し、承認をいただきました。活動報告では武藤文雄幹事から学生部会や校外研修等のイベントを報告し、この1年間の活動を振りました。

記念講演

講師 小原一成 氏(高30回)

 講師 小原一成 氏(高30回) 
 地震の発生メカニズム解明の手がかりとなるとも期待されている研究内容について
 「スロー地震の発見とその意義」~稠密観測網の貢献~
と題して講演いただきました。
 地震研究者で東京大学地震研究所の小原教授からは、素人にも分かり易いように、クイズを時折交え、嚙み砕いて説明して頂きました。スロー地震の研究成果や、南海トラフの概要、地震発生の確率まで非常に興味深いタイムリーな講演となりました。

第二部

13:15に昨年より15分前倒しで第二部の懇親会がスタートしました。

第二部の司会はの駒津敏行幹事長が務め、開始挨拶の後、合唱部OBの住潔先輩(高20回)の先導により、仙台一高のある方角を向きながら校歌を斉唱しました。

最年長先輩による乾杯。

昨年に引き続き、安積忍先輩(高4回)のお元気なお姿で声高らかに皆で乾杯しました。
(若手参加者との年の差はなんと71歳!)

しばし歓談の後に、恒例の大納涼大会(毎年8月・仙台開催)のPR。

太田智さん(高52回)より、今年の実施報告。

続いて来年の幹事学年である高53回の早坂洋平さん、渡邊徹さん、佐野遊馬さん、佐々木大さん、菅野賢太郎さんより、動画を駆使して、PRをしてもらいました。

学生会員紹介

今回の総会に参加してくれた学生会員9人にて、それぞれ高校時代の部活や趣味を語って言っていただいた後、就職希望先の業種・業態をアピールしてもらいました。
今後の就職の一助になれば幸いです。頑張れ!

東京同窓会総会・懇親会の華である
「応援歌斉唱」!

リーダー役の熊谷靖広さん(高30回)、そして来期の幹事にも就任した初代女性応援団長である言わずと知れた鎌形真咲さん(高74回)と応援団OBにより応援歌1番。

続いては、凱歌二番。
締めはやっぱり凱歌二番ですね。
若い力強い叫びに促され
勝利の夢を見させていただきました。
ありがとう。

 
 総会の参加者総数は124名。懇親会も昨年の反省を活かし、十分な時間が確保できました。そして、様々な同窓との交流とイベントでの楽しいひと時もあっという間に過ぎ、定刻15:00に無事閉会しました。
 来年も10月25日(土)に、場所も同じ芝パークホテルのこの会場でお会いしましょう。

文責:駒津敏行(高30回)